恩師の青木優和先生の絵本『われから』が、ついに再発売されました！
前と同じではなく、紙質から内容までさらに魅力的にリニューアルされています。表題の文字の凹凸からして迫力がある。色も美しい。
われから愛あふれるストーリーも前より厚みを増している。指先の小さなわれからの可愛さよ！
これは良い買い物をしたなー！と、なでまわすこと数十秒。9年前にあっという間に売り切れて人にも贈れず悲しい思いをしたので、喜びもひとしおです。
前回は青木先生の自費出版でしたが、今回は仮設社から堂々のメジャー発売。
「海のナンジャコリャーズ」という新シリーズの1冊目となっていて、今後の展開も気になります。
このナンジャコリャという感じ。ちょっとおどけて周囲も楽しませつつ、心の内から本気でワクワクしている感じ。青木先生というユニークな生物学者の人物像ともピッタリ重なる印象で愉快です。
表と裏の見返しにある解説や付録的内容も新たに加わったコンテンツで凄いのですが、注目は裏の見返しの脱力系イラスト。絵本全体を彩る絵画（科学者の目も持つ画家さんならではのクオリティー！）もリアルかつ温かみがあり大好きですが、この裏見返しの一連の絵は明らかに異質の魅力を放っています。その作者はもちろん……！
ぜひ手に取ってご覧ください。海に行く楽しみが増えること請け合いです。